2021年10月27日水曜日

恋愛や結婚を感情で考えたら不安定だ、あなた自身の精神で捉えないと安定しない、OBERON

 

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目に見えないもの、思いや感じや考えのことをひとまとめにして「心」と呼んでいるけれど、同じ目に見えないものの中でも、動いて変わる部分と、動きも変わりもしない部分とがある。
前者が感情、後者が精神だ。感情は感じるもので、精神は考える物だ。
池田晶子『14歳からの哲学』 
  
「自分がそう思う」というだけなら、それが正しいか間違っているかは、まだわからない。
自分ではそれを正しいと思っていたのだけど、ほかの人はそれを正しいとは思っていなかったとか、以前は正しいと思っていたのだけど、今は正しいと思わないとか、よく気をつけてみると、そんなことばかりじゃないだろうか。
だから人は、自分が思っていることが正しいことなのかどうか、常に「考える」ということをするわけだ。
池田晶子『14歳からの哲学』 
  
間違った思い込みは、自分を名前だと思うところから、次第に広がってゆくことになる。
世界に存在する物には名前があるから、犬や自動車が存在するのと同じ仕方で、自分という物も存在していると思ってしまうんだ。
でも、これは違う。だって、自分はその名前のことじゃないんだから。
池田晶子『14歳からの哲学』 
  
人は、「考える」、「自分が思う」とはどういうことかと「考える」ことによって、正しい定規を手に入れることができるんだ。
自分ひとりだけの正しい定規ではなくて、誰にとっても正しい定規、たったひとつの正しい定規だ。
池田晶子『14歳からの哲学』 
  
ここで気をつけてほしいのは、法律はそれを「してはいけない」としているのであって、「悪い」としているわけではないということだ。
なぜなら、法律がいけないとすることが悪いことなのだったら、どうしてそんな法律があるのだろう。
つまり、多くの人はそれを悪いことだと思っていないからだって、これ、わかるかな。
池田晶子『14歳からの哲学』 
  
人がものを考えるために使用している形式、「Aである」とか「AはBである」とか「AがBならばCはDである」などの形式を決めたのはあなたですか?
池田晶子『考える人ー口伝西洋哲学史』 
  
人に嫌われたくない、好かれたいと思うのは、人に認められたいと思うからだ―中略―つまり自分に自信がないからだ、
自分に自信がないから、人に認められることで、初めて自分を認められるように思うんだね。だけど、そんな仕方で人に認められて、それが何だというんだい?
池田晶子『14歳の君へ』 
  
だからこそ人は、肉体が生きているということだけでは何の価値もないと、自分から知っておかなければならないと言っているんだ。
池田晶子『帰ってきたソクラテス』